小児・矯正歯科

小児の多発性齲蝕(虫歯)

幼児期の虫歯の原因は歯みがきよりも食生活にあります。この症例の場合も、就寝前に甘いものをよく食べていたそうです。
乳歯の虫歯といっても、進行して歯の周りの骨にまで炎症が及び、永久歯に悪影響を及ぼすことがありますので、注意が必要です。

矯正(16歳女性)

上顎前歯部の歯並びを気にして来院されました。矯正処置により改善しました。

限局矯正1(MTM)(50代女性)

歯の位置が悪いと、きれいな歯・歯並びにはどうしてもできない場合があります。その場合、少し歯の位置を修正するだけで、条件はかなり改善できることがあります。
また、ブリッジにする場合でも、削って土台になる歯の方向が異なると、神経をとらなくてはならない場合があります。そのような時に歯の方向を修正すると神経をとらなくても済むようになる場合があります。
このような場合に部分的な矯正は有効です。

この症例では、半年かけて歯の移動を行い、歯並びを改善しました。できた隙間にはブリッジを入れました。


  • 初診時

  • MTM開始時

  • 6ヶ月後

  • 治療終了時
    (補綴後)

限局矯正2(MTM)(50代女性)

一番奥の歯が斜めに生えてきているため、手前の歯の方向とかなりずれて段差を認めます。手前の歯と金属の歯をつなげるために平行に削る時、方向が異なるために神経をとる必要がでてきました。
そこで、限局矯正(小さな矯正はMTMといいます)によって歯の位置を手前の歯と平行に整えれば、神経をとる必要がなくなります。

MTM開始後約二ヶ月で移動が終了しました。手前の歯との段差が小さくなっています。
このように、歯の位置を動かすと歯へのダメージが少ない治療法が選択できます。
歯へのダメージが少ないということは、歯を長持ちさせるために重要なポイントです。

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